何が勝ちかなんてわからない

こんにちは、やなべです。

 

昨日の記事で、私は人生で勝ちたいんだということを書きました。まあ、それはそうなんですが、あれから1日ずっと「勝つ」ことについて考えて疲弊してしまったんですよね。あの記事を書いたときには、「勝つ=自分の満足するアウトプットを出し続けることだ」という発見(書いてみて自分で「そうなんだ」と気づくことってあります)して気分が高揚していたのですが、そのうち疲れに変わってしまいました。

 

高揚感とか万能感ってそのときは、「自分はすごいものを発見してしまったぞ」と思ってテンションが上がるのですが、そのうち慣れてきてテンションを維持できなくなると、焦りに変わってしまいます。さっきまで高揚していたのに、人生この指針に従っていけばテンションを上げていけると思ったのに、としがみついてしまうのです。

 

私のこういうところは短所なのかなあと思うのですが、それっぽいものを発見するとすぐに突っ走る傾向にあるんですよね。そりゃあ、疲れちゃいますよ。もっと、たんたんと過ごしていければいいのに。人生に絶望していた頃もつらかったけど、そこに戻りたくないという一心でテンションを上げ続けることもまた苦しい。

 

でもまあ、この文章を書いているうちに心がおさまってきました。アウトプットする力ってすごいですね。これはある人に言われたのですが、タイトルにもあるとおり、「何が勝ちかなんてわからない」という言葉です。私はこの言葉に救われたのですが、それをすっかり忘れていました。

 

何が勝ちかなんてわからないから、今あるものを大切にして過ごしていこう、くらいの気持ちのほうがいいのかもしれません。今ある縁に感謝しながら、今を過ごしていく。人生どんな出会いがあり、どんな風に進むのかなんてわかりません。それは、私が病気になり公務員を退職してから、ずっと思っています。

 

わからないということには、必ず不安がつきまといます。不確定要素が大きいほど、自分を支える土台のようなものがいつ崩れてしまうか分からない、という気持ちになるのです。そんな気持ちを和らげてくれるのは、今ある周りとの縁のような気がします。がんばらずにがんばるということを言われたことがありますが、そのニュアンスが私は好きです。字面だけ見ると矛盾しているのですが、なんだかすとんと心に落ちるのです。

 

何が勝ちかなんてわからないから、縁に助けられながら、がんばらずにがんばるんだよ。