余計な感情を取っ払ったとき

こんにちは、やなべです。

 

ただいま深夜の2時です。なんでこんな時間に更新しているかというと、ふと起きてしまったからです。私はこの時間が好きなんですが、家の人も寝ていて、外も静かになり私だけの考える時間ができる。しかも、寝ていたので頭もすっきりしている。なんか、昼間には感じる人生の焦りとか、現状への不満とか、そういうものをリセットできる瞬間なんですよね。

 

私は、楽器店で働いていますがアルバイトです。公務員を病気で退職してから、統合失調症という病気ということが発覚し、これからの人生お先真っ暗だなあ、と思い生きる意味も失いながら就労移行支援に通っていたところを、親戚のおじさまが経営するお店で働かないか、と言われたのが事の発端です。

 

もともと趣味でピアノを弾いていて、音楽にはわりと精通している自覚があったのでなんとかなるだろうという気持ちがあったのですが、実際なんとかしながら続けているところです。まあでも、楽器店の専門は吹奏楽の楽器とギターなどの軽音楽なので、私の経験そのものを、まるっと生かすことはできないなあと、途中で気づいて悩んだこともありました。

 

ただ、商品の仕分けをひたすら半年続けたときに、ある日「以前よりもわかる」という感覚になり、そこから自分の経験したことのない楽器にも、少しずつ興味を持つことができるようになってきました。直接お客さんにアドバイスなどができるだけの経験も知識もありませんが、私なりにお店に関わることが、もしかしたらできるんじゃないかと思っています。

 

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こんな青春してみたかったなあ。いろんな楽器で合わせてひとつの曲を作り上げるって楽しんだろうなあ。私のやっていたピアノは、基本的にひとりで演奏するものなので合わせる喜びというのはあまり経験したことがありません。楽器店の店員の人が、「そろそろコンクールだねえ」と話していて、たぶん自分がコンクールに挑戦したときのことも思い出しているんだろうなあとうらやましく思う私です。

 

楽器店の店員の人は、おそらくだいたいが吹奏楽経験者です。趣味で音楽をしていて、それを生かしたいと思って楽器リペアの専門学校を卒業して、楽器店に就職するといううルートが一般的のようです。わりかし直線的なルートですが、脇目もふらずそういう道を歩めることをうらやましく感じます。

 

私なんて、大学で経済学を学んで(経済は興味があったので楽しかった)、公務員試験を受けて公務員になり、一生この仕事でやっていくんだと思っていたら、知らず知らずのうちに病気になって退職して、障がい者手帳を取ることになり、現在に至るわけです。曲がりくねった道というか、一歩進んで二歩下がるというか、これからどういう人生が待っているのでしょう。期待しすぎない程度に期待しつつ、日々を過ごしていきたいですね。