想いを伝える

こんにちは、やなべです。

 

前回の記事で、誰かの心を動かすものには価値があるというテーマを扱ってみました。ふとしたときに流れた音楽がある人の心を動かすことで、行動につながったという話です。心を動かすものって、色んなものがあります。私の場合は、良い音楽や言葉が琴線に触れることが多いですが、人によってはスポーツだったり、美味しい料理だったり様々です。

 

私がブログを続けているのも、自分の言葉で誰かの心を動かすような価値生産をしたいという想いがあります。しかし、果たしてどんな言葉や文章が人の心を動かすものになりえるのかは分からないでいました。

 

私がブログを始めるきっかけとなった、あんちゃさんの記事には、生き様で人の心を動かす発信力というものをテーマにしています。生き様というのは、その人の大切にしている哲学が体現されたようなものだと思います。誰かの哲学に触れたときに、人の心は動くのかも知れません。

 

さて、そんな疑問を胸に、またまた読書をしてみました。人の心を動かす言葉とはどんなものなのかについて、考えてみましょう。

 

 

結論から言うと、人の心を動かす言葉には、その言葉を発した人の想いが込められているということです。ここで、想いを含めた心と魂の構造とこの本の著者が呼ぶものを解説すると、次のようになっています。

 

コップに例えると、心はうわずみで魂はその下にあるもので、心はコロコロと変化していくのですが、魂はその根底で変わらないものなのだそうです。うわずみの心には、理性と感情が存在し、バランスを取っています。一方、魂には想いが存在しています。そして、この魂にある想いが言葉になったときに、それは人の心を動かすものになりうるのです。

 

先程の生き様というのは、想いが志に昇華したものだと言えます。だから、生き様からしみ出した言葉は、人の心を動かすのです。

 

そして、想いを言葉にするには、一度うわずみである感情と理性を言葉にして掃き出す必要があるのだといいます。カウンセリングなどもそうかも知れませんが、自分の頭でもやもやと考えていたものである心を、感情と理性の有り様をそのまま掃き出すところから始まり、その後に想いが出てくるという順番で、進んでいくのだそうです。

 

ブログを書くときも、事前に頭の中でどんなことをテーマにしようかと考えてはいるのですが、いざ文章に掃き出してみると、思いもよらないことが文章に出てきて、自分でもこんなことを想いとして持っていたのかと気付かされることがあります。