印象派のお勧めピアノ曲

こんにちは、やなべです。

 

印象派というと、絵画の世界を想像しがちですが、音楽の世界にも印象派の作曲家が存在します。代表格は、ラヴェルドビュッシーで、それまでの旋律的な音楽とは違い、音の流れをまとまりで表現するというイメージです。ちょうど、印象派の画家が点描で描いたように、近くで見るとただの点ですが、一歩引いて全体を眺めると、音の連続からぼんやりとした風景が浮かび上がってくるのです。今回は、印象派の作品の中から、私のお勧めを紹介していきたいと思います。

 

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まずは、作曲家ラヴェルの代表作である水の戯れです。印象派といえばこれという有名な曲です。ゆっくりとした水の流れから始まり、途中にきらきらとした細かい表現が続き、その後だんだんと曲調が激しくなります。高いところから水が落ちるところや、少し淀んでいる箇所など、音の連続の中から情景が浮かび上がってくるようです。この曲を聴けば、音の流れのまとまりで表現するという、印象派の特徴が分かります。

 

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代表的な印象派の作曲家のもう一人、ドビュッシーの喜びの島です。最初はとっつきにくい響きがありますが、何回も聴いてくると、この不思議な和音が癖になってくるような曲です。シテール島への巡礼という絵画作品に影響を受けた曲なのだそうで、曲全体で映像を浮かび上がらせる印象派の音楽が絵画と繋がっていることが分かります。

 

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先ほど紹介した、ラヴェルの水の戯れに対して、こちらはドビュッシーの水の反映です。映像と呼ばれえる曲集に収められています。水の戯れが、きらきらした太陽に照らされた水を表現しているとすれば、水の反映は静かな夜の湖のようなところにある水を思い起こさせます。