ブログで何を伝えたいのか

こんにちは、やなべです。

 

毎日更新を続けているこのブログですが、ここ数日ネタに困るというか、ネタの種のようなものを、一つの記事にすることができずにいます。日々を過ごしていて、ふと思いつくことはあるのですが、それを記事にするだけの勇気が持てないのです。もしかしたら、書き始めてしまえば、記事になるような展開が思いつくかもしれません。その可能性はあるのですが、尻込みしてしまうんですよね。

 

そこで、そもそも私は、このブログで何を伝えたいのか、ということを改めて考えてみることにしました。そうすれば、伝えたいという気持ちが優先して、尻込みせずに文章と向かい合い、記事を書きあげることができるかもしれません。

 

私は、このブログで私の人生そのものを伝えたいと思っています。以前の記事で何度か書いていますが、会社員を統合失調症という病気のため、退職せざるをえなくなり、それから人生に展望が持てなくなってしまい、ついには「もうこれ以上いいことがある気がしない、どんどん悪くなっていくばかりだ」と絶望的に考える毎日でした。この現実から、一刻も早く逃れたいと思っていました。

 

しかし、次第に自分のいま置かれている状況を受け入れはしないけれど、冷静に観察できるようになりました。これはとても不思議な感覚で、ある日突然すとんと胸の中で考えが落ちるように、今まで悩んでいたことが、常に自分を抑えつけているという状況ではなくなりました。

 

もちろん、以前の悩みは今でもあります。決して、解決した訳でもないし、心の中から消えてなくなった訳でもありません。ただ、その悩みを心の中の一つの部屋に整理して、残りの部屋で別のことを考えられるようになった、というのがイメージなのです。そのとき、私の思ったことは、この不思議な体験を文章にして残しておきたい、そしてこの先私の人生の中で、気づきがあり、前へ進んでいけるのなら、その体験を他人と共有したいということです。

 

実際にブログを始めてみると、記事を書くごとに確かに見てくれている人がいます。その人たちに、私のこの人生状況から見出したことを共有したいのです。目的がなければ物事を継続することは困難です。私のブログを書こうという気持ちは、今見てくれている人に支えられているのです。

 

とはいうものの、毎日更新するごとに人生の気づきを見出していくのは、かなり無理があるということも分かりました。そんなに状況はすぐには変化しないし、前に進むスピードも速くはないからです。それでも毎日更新をするのは、毎日ブログのことを考えていたいからです。どんな記事を書こうか、今の充実しているとは程遠い生活の中で、それを考え続けるということ自体が、自分の人生を歩んでいるという感覚につながっていきます。