2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

すぐに答えを出さずに耐えること

こんにちは、やなべです。 私は、文章で価値創造をすることを目指しています。しかし、具体的にどういう文章が価値を生むのか、それは商業的なものか芸術的なものか、どのような職に就けばそれを達成できるのかという道筋が見えていません。これまで、答えの…

秋の昼下がりに聴きたいクラシック

こんにちは、やなべです。 だいぶ涼しくなってきましたが、昼はまだまだ暖かくちょうどよい気候です。そんなときは、うとうとと昼寝をしたくなりますが、いい感じに頭がぼーっとしている中で、なんとなく聴くクラシックというのも良いものです。今回は、そん…

好きなことを仕事にすること

こんにちは、やなべです。 好きなことを仕事にするって、大変ですよね。本当に仕事になるかという不安もありますし、このまま好きなことを続けられずに、生活できなくなってしまうのではないかというネガティブなことを考えると、自分の足元が崩れていくよう…

ヴィヨンの妻を読んで

こんにちは、やなべです。 毎日更新をしていると、常にどんな記事にしようかと考えて本を読んだりしているのですが、数日前から読んでいる川端康成の舞姫が、読んでいても何を言っているのかよく分からないという状態でした。あらすじを書くには難しすぎると…

女であることを読んで

こんにちは、やなべです。 今回も、川端康成を選びました。とりあえず、自分の好みの作家を見つけたら、その人の小説をひたすらに読んでいくというのが、私の読書方法のようです。川端康成の小説のあらすじを書いていて思うのは、場面展開が多くてそれらが並…

持続可能な心の資源配分

こんにちは、やなべです。 心の資源配分について、考えることがあります。 資源というのは、健康な精神活動をするための燃料のことです。私たちは、この燃料を燃やしながら、仕事を含めた日常生活を営んでいます。資源が少なくなると、精神活動が低下するこ…

伊豆の踊子を読んで

こんにちは、やなべです。 相変わらず、川端康成の作品を読み漁っています。川端作品には短編も幾つかあり、その中でも一番有名なのが伊豆の踊子です。踊子が、主人公の学生である私にとても懐いており、私もその純朴さに触れて心がほぐれていくという物語な…

作業化とこれからのこと

こんにちは、やなべです。 最近、ブログを書くことがだいぶ習慣化してきました。毎日更新するために、記事になりそうなことを考えたり、文章の練習のための読書をしたりする時間が大半を占めるようになり、ブログを始めた当初に比べると、書くことに対する気…

山の音を読んで

こんにちは、やなべです。 今回も、川端康成の作品なのですが、戦後の日本文学の最高潮と評された、山の音を読んでみました。この小説は、あらすじを書くのがとても難しいと感じました。主人公の信吾の家族に起こる事件の部分だけをかいつまんで並べてみたも…

本との向き合い方

こんにちは、やなべです。 この動画全盛の時代に、敢えて文章を書く意義とは。それを考えたら、何も思いつかなくて悲しい思いをしていました。私自身、動画を見るのが好きで、引き込まれるようなその魅力には、ある程度精通しているのですが、肝心の本につい…

ストーリーを語る

こんにちは、やなべです。 伝えたいという想いがあり、パソコンに向かって文章を書くけれども、味気ないものができてしまい、なんだ自分はそこまで伝えたいのではなかったのか、と思うことがあります。伝えたいということと、誰かに伝わることの間には隔たり…

斜陽を読んで

こんにちは、やなべです。 今回は、太宰治を読んでみました。太宰の作品は、人間の退廃的な部分をこれでもか、と見せつけられるので、自分の人生と重ね合わせて、恐怖を感じさせられます。どんな人にも、退廃的になる可能性はある訳で、それでも生きていくの…

古都を読んで

こんにちは、やなべです。 先日、川端康成の雪国を読みました。川端康成の小説は、日本語がきれいで音にしても非常に美しく、また、通常と異なる独特の語句の組み合わせから、物語の風景が鮮明に思い浮かぶという体験をすることができます。読み進めながら、…

気持ちの切り替え方法

こんにちは、やなべです。 私は、気持ちの切り替えが苦手です。人間関係とか仕事とかで嫌なことがあると、ずっと引きずって、自分の生活が脅かされるようなことも、しばしばあります。あのときこうしておけばよかった、なぜあんなミスをしたのか、次はどうす…

学びの解像度を上げるために

こんにちは、やなべです。 ブログ記事を毎日書いていると、わりと常にネタを考えているようになります。最近は小説を読みまくって、あらすじと感じたことをまとめるようにしているのですが、本当は、日々の生活の中での気づきを文章化し、読者と共有したいと…

老人と海を読んで

こんにちは、やなべです。 今回は、これまでにない種類の小説を読んでみました。まとめてしまえば、漁師の老人が海で巨大魚と格闘の末に手に入れるものの、寄港するまでにすべて鮫に食べられてしまうという話です。壮絶な三日間の末に老人が得たものは、巨大…

海と毒薬を読んで

こんにちは、やなべです。 日本文学の名作を読み漁っています。海外文学作品に比べると、ボリュームとしては短いのですが、一行ずつ慎重に読み進めていくからこそ、表現の巧妙さや文の流れの自然さに気づかされることが多いです。今回は、キリスト教作家とし…

雪国を読んで

こんにちは、やなべです。 今回は、川端康成の雪国を読みました。誰もが美しいとみとめる日本語が読みたい、そう思い手に取りましたが、たしかにどの箇所を切り取っても、情景をはっきりと想像させる、まるで映画をみているような気分になりました。特に物語…

読書を通して考えること

こんにちは、やなべです。 ブログを書きながら、価値ある文章とは何なのかを考えています。 私は、これまで消費をひたすらに繰り返してきました。仕事ですら、何の価値があるのかが分からず、毎日を過ごしていました。その結果、精神を病むことになり、つい…

こころを読んで

こんにちは、やなべです。 先日の記事で、太宰治の人間失格を取り上げました。人間失格は、日本で最も読まれている小説のひとつで、それと双璧をなすのが夏目漱石のこころです。私の高校時代に教科書に掲載されていて授業で取り扱ったのですが、ざっくりとし…

愛するということを読んで

こんにちは、やなべです。 愛とは何かということを、考えたことはあるでしょうか。私も、これまで人並には恋愛もしてきましたが、愛ということを真剣に考えたことはありませんでした。一時の感情なのか、末永く続ける努力なのか。どうすれば、愛し続けること…

白痴を読んで

こんにちは、やなべです。 以前に、罪と罰を読んでからというもの、ドストエフスキーの長編を読み漁っています。白痴は、ドストエフスキーの五大長編のひとつであり、彼の代表作でもあります。他の長編と同じく、とにかくサイドストーリーが長く、それが作品…

ブログ投稿をする意味

こんにちは、やなべです。 ブログ投稿を始めてから、1か月が経ちました。この機会に、毎日投稿をしてみて自分にどのような効果があったのかを、まとめたいと思います。 私は、このブログを通して自分の人生を発信したいと思い、投稿を始めました。統合失調症…

眠れない夜に聴くクラシック

こんにちは、やなべです。 夜眠れないときってありますよね。私は今、そんな感じです。妙にいろいろと考えるようになり、寝たいのに頭が冴えわたってしまいます。そんなときは、いったん寝るのをあきらめて、眠くなるまで音楽でも聴いてみるのはいかがでしょ…

印象派のお勧めピアノ曲

こんにちは、やなべです。 印象派というと、絵画の世界を想像しがちですが、音楽の世界にも印象派の作曲家が存在します。代表格は、ラヴェルとドビュッシーで、それまでの旋律的な音楽とは違い、音の流れをまとまりで表現するというイメージです。ちょうど、…

この頃思うこと~今後の展望

こんにちは、やなべです。 私は、今は楽器店でバイトをしていますが、以前は公務員をしていました。病気で公務員を辞めることになったとき、父は私に、地べたを這いつくばるような経験をするかもしれない、と警告していました。統合失調症という病気で障がい…

ショパンお勧め曲選~マニアック編

こんにちは、仕事でミスをしてへこんでいるやなべです。 気を付けていたはずなのに、前回と同じところでミスをしてしまうという、痛恨の極みです。私の性格上、寝るときもずっとそのことを考えているのか、ミスした箇所の映像が夢に出てきました。ミスをして…

人間の建設を読んで〜天才たちの対談

こんにちは、やなべです。 以前、小林秀雄さんの人生論をまとめた本を読み、人間は何かを選択するときに、まずは直観と呼ばれるインスピレーションのようなものから、なんとなく興味を惹かれるという過程があるという記事を書きました。この直観を見逃さない…

人間失格を読んで

こんにちは、やなべです。 日本文学の最高傑作とも呼ばれる、太宰治の人間失格。非常に暗く、救いのない話というイメージがありましたが、この機会に読んでみました。 人間失格 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon この小説の主人公は、人間を信じるこ…

論語と算盤を読んで

こんにちは、やなべです。 本日のやなべ読書は、論語と算盤です。著書は渋沢栄一さんで、近代日本の産業基盤を築いた偉人です。渋沢さんは、江戸時代末期に豪農の家に生まれ、初めは武士を目指しました。しかし、万国博覧会の随行としてフランスに渡ったとき…