読書を通して考えること

こんにちは、やなべです。

 

ブログを書きながら、価値ある文章とは何なのかを考えています。

 

私は、これまで消費をひたすらに繰り返してきました。仕事ですら、何の価値があるのかが分からず、毎日を過ごしていました。その結果、精神を病むことになり、ついには会社員を離脱することになりました。そんな自分が絶望の先に見つけたのは、修練して価値創造する側にまわるという、新たな生き方を模索することでした。

 

ブログを書き続けるのは、文章で価値創造をしたいと思うからです。そして文章の価値とは、読み手の心を動かすということです。名作と呼ばれる文章には、心を動かすための秘密があるはずだと思い、読書をしています。まず、本当にすごい文章というのは、心を動かす程度では済まず、えぐるような力があります。こうした文章には、心の根幹に訴えかけてくるものがあります。

 

心の根幹というのは、人生観だと思います。普段誰もが気づかないふりをしている人生の軸があり、それを文章化することで、心の深いところで感情移入するのです。文章の力というのは、人生観を意識させて共鳴させるところにあると思います。では、どういう文章にそのような力が宿るのかというと、これは私にはまだ分かりません。さらに読書を続けることで、心を動かす文章とは何かが分かるかも知れません。

 

ヒントとなりそうなのは、私がブログを始めたきっかけとなった人の「発信力とは、生き様で人の心を動かすこと」という言葉です。生き様を文章化することは、人生観をさらけ出すということに近いものがあります。人には、人生観を共有したいという願望があります。人生観を共有することで、相手とより深くつながることができます。だからまずは、自分の生き様を開示すること、そしてどんな人生観で生きているのかを文章化すること、それが価値ある文章の端緒となるのではないかと思います。