続けることの効用

こんにちは、やなべです。

 

このブログを毎日更新して、二か月が経とうとしています。二か月前の自分に声をかけるとしたら、よくぞブログを始めてくれたという感謝の言葉です。正直、始めた頃は毎日更新がいつまで続くかという疑念を持っていましたが、なんとか続けている自分を褒めてあげたい、そんな気持ちがします。毎日更新をして思うのは、何かを続けるということには大きな意味があるということです。毎日仕事をしていた頃は、それを当然のことのように捉えていましたが、よく考えてみると毎日それを続けていたことが、金銭的のみならず、精神的にも生活を形作っていたのだと気づきました。

 

生活を形成するもの

精神的にも生活を形作るというのは、大袈裟かも知れませんが、イコール自分とは何者であるかを規定することだと思います。自分は毎日これを続けているということが、自分を自分たらしめているのです。私の場合は、精神の病気で前職を辞めてから、続けていることが途絶えてしまい、自分のアイデンティティーを失っていました。毎日続けることができることが、これほど尊いと思ったことはありません。自分が何者であるかを失ってしまうと、途端に人生がお先真っ暗に思えていきます。生活を形成する軸がなくなると、こんなにも人間は脆いのかと思います。

 

絶望からの脱却

自分が何者であるかを失い、人生に絶望していた頃、私は自分の人生から必死に逃げようとしていました。ここには書けないような生々しいことを考えては、以前の自分に戻りたいと熱望していました。しかし、済んでしまったことはもう取り返すことなどできないのです。この思考のループを永遠に繰り返していたのが、二か月前の私でした。そんな自分の転換点は、今も続けているバイトで以前よりも分かるようになったという感覚でした。失ってしまったものを悔やんでいた私でしたが、一方で新しいことを覚えていくことを思い出したのです。

 

ブログを始めたきっかけ

そこからは、ブログを始めるまであまり時間はかかりませんでした。もともと文章を書くことは嫌いではなかったのですが、毎日続けて文章を熟達させていきたいと思うようになりました。こんな前向きな気持ちになったのは、久しぶりのことでした。この機会を逃してはいけないと思った私は、まずは無料のブログから始めてみようと思い、このブログを立ち上げました。人間の心の回復力というのは、まさに神秘です。どんなに絶望していても、回復するんだと不思議に思います。