不安とどうつきあうか

こんにちは、やなべです。

 

将来に対する不安ってありますよね。私は、前職を病気で退職してから、これから自分はどうなってしまうんだろう、という不安が頭の中に常にある状態でした。前職の公務員は、よっぽどなことがない限りクビにはならないし、相応の仕事をしていれば給料は毎年アップしていくという仕組みだったので、将来について案じることはなかったに等しいのです。

 

この不安から、この先どうにもならないという絶望感まで発展していた私でしたが、今お世話になっている楽器店のアルバイトの知識をアップデートしていく、という当面の目標を据えてから、気持ちが和らぐようになってきました。少なくとも、以前のように絶望するということはなくなりました。

 

状況は変わっていないはずなのに、自分の気持ちが変化するだけでここまでとらえ方が変わるのは、正直自分でも驚いています。

 

さて、そんなことを考えていたら、今読んでいる本で不安とのつきあいかたについての記述がありました。自分の気持ちの変化も、この本に書かれていることに一部あてはまる節があると思ったので、共有したいと思います。

 

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この本の著者によると、人生において不安から逃れることはできず、その不安は2種類あるといいます。一つは、自分が変化しようとしているときに生ずる不安、もう一つは何もしないときの漠然とした不安で、このどちらかの不安が常に生じているのだそうです。どちらにせよ不安なら、いっそうのこと変化するときの不安でいればいい、というわけです。

 

また、変化するときに、①得意な分野での変化、②苦手な分野である弱みの変化、③どちらなのか分からない変化があり、①の場合はどんどん変化していくことが薦められています。たしかに、得意なことや好きなことについては変化していくことが、むしろ楽しいという場合も多いのではないでしょうか。また、③については、とりあえず変化を促されたら従ってみて様子を見るのがいいのだそうです。そして、②については「努力します」といって、特に手を付けなくていいのだそうです。

 

得意なことでどんどん変化してレベルアップしていくことが、漠然とした不安を克服する方法。私の感じている不安の克服とも重なるところがあると思いました。