コーヒーと仕事について

こんにちは、やなべです。

 

社会人になってから、コーヒーが好きになりました。きっかけは、私が小学校の事務をしていたころ、仕事を手伝ってくれるパートの方が、毎日午前10時ごろになると決まってコーヒーを淹れてくれたことから始まります。それまで圧倒的な紅茶派だったのですが、コーヒーの匂いと味に慣れてくると、気分がシャキッとして仕事に集中できるようになる気がしました。

 

それからというのもの、朝にコーヒーを飲むのが習慣になり、最近は出勤前に駅前のマックでプレミアムローストコーヒーなるものを頼み、一杯飲んで気分をリセットしてから電車に乗るようにしています。

 

最近知ったのですが、コーヒーを作る専門の職業でバリスタというものがあるのだそうで、どんな仕事なのだろうと少し興味を持ち始めています。何を隠そう、このブログを始めたきっかけとなった、「まじまじぱーてぃー」というブログを運営しているあんちゃさんが、大阪でコーヒー店バリスタをしているということを知りました。

 

https://www.mazimazi-party.com/

 

ちょっと憧れますよね。私はカフェの雰囲気が好きなのですが、そこでコーヒーを淹れることを専門として知識や技能を持った職業が成立するほど、コーヒーというのは奥が深いのだろうと思います。私は今のところ、マックとセブンイレブンのコーヒーくらいしか飲んでいないのですが、今後はいろんなコーヒーを試してみるのも楽しいかもしれない。

 

そんなバリスタになるにはどうしたらいいのか、少し興味があったので調べてみました。バリスタになるからには、コーヒーが好きというのが大前提にあるのだと思いますが、それとコーヒーを仕事にするということの間には隔たりがあるのでしょうか。好きを仕事にするということを私は常に考えているので、調べてみました。

 

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川野さんは大学在学中にコーヒーショップを立ち上げ、一般企業就職後も二足のわらじで仕事をしてきたバリスタの方です。好きなことを仕事にすべきか、この動画によれば、コーヒーを飲むことが好きということと、コーヒーを提供する仕事をするということには、壁があるとのこと。仕事にするには、まずコーヒーをお客さんである相手方に提供することに価値を見出して、そこに情熱を傾けられることが必要なのだそうです。

 

ただ好きということと、その価値を誰かに伝えたいということにはギャップがあり、前者の場合は趣味として続けていたほうがいいということです。これには気づかされることがありました。

 

私は現在、縁があって楽器店で働いていますが、音楽の価値を誰かに伝えたいという気持ちを十分に持てているかなあと自省しました。今は、見習いの裏方の仕事でお客さんと触れ合うことはあまりありませんが、自分のしていることがどこかで音楽の価値共有の役に立てていることを誇りに思う気持ちを大切にしていきたいと思いました。

変化することへの不安

こんにちは、やなべです。

 

変化するって、不安ですよね。特に新しいことを始めるときとか、仕事で新しいことを覚えるときとか、不安というか、当たり前なんですけどできないことが多くて、大丈夫かなあという気持ちになります。

 

変化することの反対は慣れることですが、いつか慣れると思えば不安も少しは和らぐかもしれません。(とか考えて、必死に緊張を和らげようとしています)

 

また、以前の記事にも書いたのですが、マーケターの森岡毅さんの本によれば、人は不安を常にどこかで抱えているのだといいます。森岡さんは、それを変化することによる不安と変化しないことによる不安に分けています。

 

変化することによる不安は、①得意なことについて変化するとき、②不得意な弱点の克服にあたるとき、③そのどちらかが分からないときのどれかに分類してみて、①か③のときは、努力して変化するのが、強みを生かした成長なのだそうです。

 

私も、今日仕事で新しいことを教わりました。そしてこれから新しいことに挑戦していくことへの兆しを感じました。不安ですよね。ただ、興味のある音楽にかかわることだし、手先を使う技術的なことなので、自分の強みである技能や知識の習得と熟練につながるのではないかと思いつつ、習っていこうとしています。

 

こう考えると、自分はどんな行動をしたときに達成感や幸せを感じるのかを知っておくことはとても大切だと思います。それに当てはまることなら、将来の達成感につながる今の不安なのだと捉えることができるからです。

コンビニの裏側で苦しむ人たち

こんにちは、やなべです。

 

コンビニって便利ですよね。どこにでもあるし、24時間営業だし、いつも豊富な商品が揃っていて欠品しているところというのは、あまり見たことがありません。まるで生活の一部のようになっているコンビニですが、利用しているときにふと思ったのが、これだけの品揃えを維持するのには、裏にどのような努力があるのだろう、ということです。

 

そこで、今回はコンビニの経営をする人の実情を知るべく読書をしてみました。

 

 

コンビニは、コンビニ会社本部(セブンイレブンジャパンなど)と、コンビニ店舗のオーナー間のフランチャイズ契約により成り立っています。フランチャイズとは、事業者であるフランチャイザー(コンビニ本部)が、他の事業者(コンビニ店舗のオーナー)と契約を結び、商標、サービス、マーク、経営のノウハウのもと、商品の販売などの事業をする権利を与えることです。この見返りとして、コンビニ店舗のオーナーは、本部に対して一定の対価を払い、事業に必要な資金を投下していきます。

 

ここが対等で両者が繁栄するような関係であればいいのですが、コンビニ店舗のオーナーは対価(ロイヤリティー)を本部に支払うのみならず、本部の経営指導に従わないといけないという関係にあります。この指導に従わなければ、最悪の場合フランチャイズ契約を解除され、廃業となる可能性もあるわけです。したがって、両者の関係は、本部にかなり強い権限があるものであるということです。

 

そして、この対等でない立場のコンビニ店舗のオーナーは、まず、24時間営業による過重労働に苦しめられています。24時間営業は、フランチャイズ契約で予め定められておりオーナーはそれに従うしかないのですが、たとえばアルバイトを雇うための人件費はオーナーが負担することになっているため、実際には生活に十分な資金を稼ぐことのできていないオーナーがアルバイトを雇う余裕もなく、自らが深夜営業に出るしかないというのが実情のようです。

 

さらに、高額なロイヤリティーにも問題があります。セブンイレブンの場合、利益の金額にもよりますが、総利益の56%~76%にものぼります。また、廃棄商品の会計上の取り扱いについて、コンビニ会計という特殊なものを使用しており、それがオーナーを苦しめる状況になっています。ロイヤリティーを、粗利の60%としたとき、原価70円のおにぎりを10個仕入れて、そのうち8個を1個あたり100円で売り上げたとします。(2個は廃棄)

 

一般の会計

売上 100×8=800円

原価 70×10=700円

粗利 800-700=100円

ロイヤリティ 100×0.6=60円

店舗の利益 100-60=40円の黒字

 

コンビニ会計

売上 100×8=800円

原価 70×10-70×2=560円

ここで原価に廃棄分を含めないというのが、コンビニ会計の特殊なところです。

粗利 800-560=240円

ロイヤリティ 240×0.6=144円

店舗の利益 800-700-144=△44円の赤字

 

この会計は、つまり商品のロスをコンビニ店舗に負担させているということです。発注はオーナーの責任で行っているのだから、見込違いのロスはオーナー側が負担するべきという考え方です。では、オーナーが廃棄分が出ないように少なめに発注した場合はどうなるでしょうか。仕入れを6個に落としたとしましょう。

 

コンビニ会計

売上 100×6=600円

原価 70×6=420円

粗利 600―420=180円

ロイヤリティ 180×0.6=108円

店舗の利益 600―420―108=72円

 

となります。ここで、廃棄を減らしたため、オーナーの利益はプラスに転じましたが、ロイヤリティは下がってしまいました。つまり、本部としてはなるべくたくさん仕入れた方がロイヤリティがつき、廃棄が出るか出ないかというのはオーナー問題だということです。

 

ここで、コンビニ本部とオーナとの間で軋轢が生じます。本部としては、多く仕入れて少しでも多く売上を出しさえすれば、その分のロイヤリティも多く入ってきます。一方、オーナーはなるべく廃棄が出ないようにしないと、コンビニ会計により利益が出なくなってしまうのです。

 

しかし、対等でないフランチャイズ契約のもとでは、オーナーの主張はなかなか通りません。深夜営業によりオーナーは疲弊していたとしても、売上をすこしでも伸ばしさえすれば良いという本部側の利益のために、24時間営業を余儀なくされているのです。

 

このように、店舗のオーナーといえども、実際はフランチャイズ契約により縛られた一労働者としての働きになり、しかも人件費や廃棄分の責任はオーナー側に押し付けられているという構図になっています。

 

コンビニはたしかに便利ですが、そこまで便利であり続ける必要があるかといえば私は疑問だなあと思います。オーナーや従業員の大きな負担となりながらの深夜営業が絶対に必要かといえば、翌日まで買い物を我慢すればいいし、昼間の営業時間に買っておけばいいんですよね。

 

商品がいつも隙間なく陳列されて、いつでも営業している便利さの裏には、商品の大量廃棄があったり生活することができないくらいの経営状態になっているオーナーの苦労があることがわかりました。そこまで必要かというのは、問い直していかなければならないと思います。

自分の強みの見つけ方

こんにちは、やなべです。

 

人生の目的ってなんだろうと思うことがよくあります。自分はどんな人生を送りたいのか。どういう状態なら幸せなのか。前職ではあまり模範的な会社員ではなかったし、働いていて幸せを感じたことはあまりありませんでした。人生の大部分を私たちは働いて過ごすわけですが、どういう働き方をすれば幸せになれるのか。

 

それは、自分の強みが伸ばせる方向にキャリアを積み上げていくということです。これは私がそう思うのではなく、(キャリア云々の話から最も遠くにいるのが私です)とある本からの受け売りなのです。

 

 

ここに書いてあるのは、まずは仮設の目標を立てて、将来のために自分はこういう方向に進んでいくかという道筋を立てることが大切であるということです。

 

そのために、強みを知る必要があります。進むべき道は、弱みの克服ではなく、強みを積み重ねるところにあるのです。強みを知るための方法が紹介されていたので、ここで共有したいと思います。

 

まず、今まで生きてきた中で好きだなあと思った行動を書き出します。ここで、書き出すのはすべて動詞で、名詞ではないのだそうです。私は〜するときに、その行動によって好きだなあという気持ちが生まれるというものを、列挙していきます。

 

私の場合は、このようになりました。

 

たんたんと作品を仕上げる
ピアノを上達させる
勉強をする
卒業論文の研究をする
職務に必要な勉強をして詳しくなる
練習したものを披露する
がんばっている人を応援する
がんばっている人の相談にのる
公務員試験の勉強をする
何かを極めている人を見る
ホームページをつくって運用する
公務員試験の合格に向けて対策をする
自分の分析をする
カラオケを上達させる
折り紙をおる
皇居ランをする
京都旅行をする
鉄道旅行をする
納得したものを作る
誰かに手伝ってもらいながら仕事をする
単純作業を熟達してクオリティ高く仕上げる

 

本当は最低50個は書き出すらしいのですが、私の場合は20個くらいでいったん尽きてしまったので、ここまでとします。

 

好きな行動を書き出したら、今度はそれらを3つに分類していきます。①T(Thinking)考える力すなわち戦略性が強みになる、②C(Communication)伝える力すなわち人とつながる力が強みになる、③L(Leadership)変化を起こす力すなわち人を動かす力が強みになる、のいずれかに当てはめていきます。

 

結果、①T15個、②C2個、③L1個、分類できないもの3個になりました。明らかにTに偏っていることが分かりました。正確に言えば、考えて手を動かして技術や知識を高めてそれをどこかでアウトプットすることが好きなのだなあと思いました。

 

このブログも今は独り言のような、分かりづらい文章かもしれませんが、続けることで、いずれは読んでいる人のためになるような文章が書けるようになりたいと思っています。

不安とどうつきあうか

こんにちは、やなべです。

 

将来に対する不安ってありますよね。私は、前職を病気で退職してから、これから自分はどうなってしまうんだろう、という不安が頭の中に常にある状態でした。前職の公務員は、よっぽどなことがない限りクビにはならないし、相応の仕事をしていれば給料は毎年アップしていくという仕組みだったので、将来について案じることはなかったに等しいのです。

 

この不安から、この先どうにもならないという絶望感まで発展していた私でしたが、今お世話になっている楽器店のアルバイトの知識をアップデートしていく、という当面の目標を据えてから、気持ちが和らぐようになってきました。少なくとも、以前のように絶望するということはなくなりました。

 

状況は変わっていないはずなのに、自分の気持ちが変化するだけでここまでとらえ方が変わるのは、正直自分でも驚いています。

 

さて、そんなことを考えていたら、今読んでいる本で不安とのつきあいかたについての記述がありました。自分の気持ちの変化も、この本に書かれていることに一部あてはまる節があると思ったので、共有したいと思います。

 

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この本の著者によると、人生において不安から逃れることはできず、その不安は2種類あるといいます。一つは、自分が変化しようとしているときに生ずる不安、もう一つは何もしないときの漠然とした不安で、このどちらかの不安が常に生じているのだそうです。どちらにせよ不安なら、いっそうのこと変化するときの不安でいればいい、というわけです。

 

また、変化するときに、①得意な分野での変化、②苦手な分野である弱みの変化、③どちらなのか分からない変化があり、①の場合はどんどん変化していくことが薦められています。たしかに、得意なことや好きなことについては変化していくことが、むしろ楽しいという場合も多いのではないでしょうか。また、③については、とりあえず変化を促されたら従ってみて様子を見るのがいいのだそうです。そして、②については「努力します」といって、特に手を付けなくていいのだそうです。

 

得意なことでどんどん変化してレベルアップしていくことが、漠然とした不安を克服する方法。私の感じている不安の克服とも重なるところがあると思いました。

何が勝ちかなんてわからない

こんにちは、やなべです。

 

昨日の記事で、私は人生で勝ちたいんだということを書きました。まあ、それはそうなんですが、あれから1日ずっと「勝つ」ことについて考えて疲弊してしまったんですよね。あの記事を書いたときには、「勝つ=自分の満足するアウトプットを出し続けることだ」という発見(書いてみて自分で「そうなんだ」と気づくことってあります)して気分が高揚していたのですが、そのうち疲れに変わってしまいました。

 

高揚感とか万能感ってそのときは、「自分はすごいものを発見してしまったぞ」と思ってテンションが上がるのですが、そのうち慣れてきてテンションを維持できなくなると、焦りに変わってしまいます。さっきまで高揚していたのに、人生この指針に従っていけばテンションを上げていけると思ったのに、としがみついてしまうのです。

 

私のこういうところは短所なのかなあと思うのですが、それっぽいものを発見するとすぐに突っ走る傾向にあるんですよね。そりゃあ、疲れちゃいますよ。もっと、たんたんと過ごしていければいいのに。人生に絶望していた頃もつらかったけど、そこに戻りたくないという一心でテンションを上げ続けることもまた苦しい。

 

でもまあ、この文章を書いているうちに心がおさまってきました。アウトプットする力ってすごいですね。これはある人に言われたのですが、タイトルにもあるとおり、「何が勝ちかなんてわからない」という言葉です。私はこの言葉に救われたのですが、それをすっかり忘れていました。

 

何が勝ちかなんてわからないから、今あるものを大切にして過ごしていこう、くらいの気持ちのほうがいいのかもしれません。今ある縁に感謝しながら、今を過ごしていく。人生どんな出会いがあり、どんな風に進むのかなんてわかりません。それは、私が病気になり公務員を退職してから、ずっと思っています。

 

わからないということには、必ず不安がつきまといます。不確定要素が大きいほど、自分を支える土台のようなものがいつ崩れてしまうか分からない、という気持ちになるのです。そんな気持ちを和らげてくれるのは、今ある周りとの縁のような気がします。がんばらずにがんばるということを言われたことがありますが、そのニュアンスが私は好きです。字面だけ見ると矛盾しているのですが、なんだかすとんと心に落ちるのです。

 

何が勝ちかなんてわからないから、縁に助けられながら、がんばらずにがんばるんだよ。

秋の夜長にぴったりのクラシック音楽

こんにちは、やなべです。

 

考えごとをしていたら、眠るタイミングを失ってしまい夜更かししてしまう、なんてことありますよね?私の今がそうなんですが、そんなとき、聴いて気持ちを落ち着かせるクラシックの曲を紹介したいと思います。それでは、はりきらず落ち着いてどうぞ。

 

バッハ ゴルトベルク変奏曲

 

変奏曲とは、ある主題となる曲を様々アレンジして並べて演奏する曲です。一番最初の曲がアリアと呼ばれ、その後30の変奏曲を演奏したあと、再びアリアに戻るという構成になっています。不眠症に悩む伯爵のために作曲されたという逸話もありますが、果たして本当なのでしょうか。

 

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モーツァルト ピアノソナタ13番

 

巷では、モーツァルトの曲には癒し効果をもつゆらぎが存在して、リラックスさせることができると言われています。さらには、血圧や心拍数の安定、血流の改善、免疫力の向上が望めるそうです。ここまでくると本当かなあと思ってしまいますが。これらの見地は置いておいて、私の好きな旋律の曲をピックアップしました。

 

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シューベルト ピアノソナタ13番

 

シューベルトと言えば、音楽の授業でも必ず紹介される「魔王」に代表されるような有名な歌曲を作曲したので、歌曲王と呼ばれるくらいですが、ピアノ曲も数多く作曲しています。私はシューベルトの曲はあまり多く知らないのですが、大学時代に同期が弾いていたこの曲は、とても気に入っています。

 

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ショパン 子守歌

 

ショパンのなかでは、まず聞かれるというメジャーな曲とは違いますが、夜長に聴くという今回の趣旨にはぴったりの曲です。題名も「子守歌」ですし。伴奏はずっと同じリズムを刻んで非常に安定した印象を受けます。全盲のピアニスト辻井伸行さんが演奏したことから、有名になりました。

 

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ドビュッシー 水の反映

 

ドビュッシーの水シリーズ(と私が勝手に呼んでいる)の中には、「水の反映」と「水の戯れ」があります。どちらも水というだけあって、細かい粒子が上から下へ流れていくというイメージを曲にしたものです。

 

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